分かれ道

말하다を「말하기」とするように、動詞や形容詞の語幹に「-기」や「-ㅁ/음」を付けることで、用言を名詞にして使うことができます。

ところが、これらの使い分けに悩む人は多いのではないかと思います。

そこで、用言を名詞化する-기と-ㅁ/음の違いについて解説したいと思います。

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-기を用いた用言の名詞化

-기の使い方

使い方は、用言の語幹に-기をくっつけます。

語幹とは「~다」の다の除いた部分です。

달리다 + -기 = 달리
(走る→走り)
놀다 + -기 = 놀
(遊ぶ→遊び)
하다 + -기 = 하
(する→すること)

-기をつけることによって、「~する」から「~すること」のように変化します。

-기を用いた単語の使用例

名詞化させたことによって、文章中でも名詞と同じような扱いになります。

男子2-L

하기 싫은데요.
やりたくないな(やるのが嫌だ)

男子1-L

가기 전에 연락 주세요.
行く前に連絡ください

なび-L

내일은 말하기 시험이 있습니다.
明日はスピーキングのテストがあります

-기は日本語に訳した際、単純に「~すること」とはならない場合があります。

가기 전에(行く前に)も、「行くことの前」としたら、不自然な文になってしまいます。

訳は自然な日本語になるように注意しましょう。

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-ㅁ/음を使った名詞形

-ㅁ/음の使い方

語幹に-ㅁ/음をつけるのですが、語幹にパッチムがあるかないかで変わってきます。

있다 + 음 = 있
하다 + ㅁ =
가다 + ㅁ =
자다 + ㅁ = 
걷다 + 음 = 걸

했다 + 음 = 했

パッチムがない場合は-ㅁ、ある場合は-음をつけます。

また、걷다など活用で形が変わるものにも注意しましょう。

-ㅁ/음を用いた単語を使った例文

文章中に入る場合は、-기と同じく名詞をとしての扱いになります。

女子4-R

입금하신 금액이 확인되었음을 알려드립니다.
入金された金額が確認できたことをお知らせいたします

名詞のような運用になることにより、助詞が付いたりもします。

リーR

열심히 했음에도 불고하고 안 됐어요.
一生懸命やったけど、ダメだったよ

-ㅁ/음もやはり、「~すること」とならない場合もあるので、文脈に合わせて訳することが重要です。

~았/었음에도 불구하고は「~したにもかかわらず」という意味の文法です。

-ㅁ/음は、無線機でのやりとりにもよく出てきます。

兵士-R

독수리 여기는 솔개, 이상없음.
ワシ、こちらトンビ、異常なし

이상없음で「異常なし」です。

参考:韓国語でトランシーバーを使ってみよう

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-기と-ㅁ/음の違い

2つの違いは時間ではない

기とㅁ/음の違いで、未来のことは-기で、現在や過去には-ㅁ/음を使うと思っている人は多ですが、正確には少し違います。

2つの違いは「既成の事実か」どうかによって変わります。

過去はもちろん、現在や未来のことでも明確な事実や結果が存在するのであれば-ㅁ/음です。

逆に、まだ決まっていないこと、結果が出ていないことであれば-기を使います。

얼음(氷)と얼기(凍る)

氷の結晶

水が凍れば氷になるというのは、誰でもわかっている結果、事実です。

したがって얼음は「氷」となります。

ところが얼기はまだ凍ってはいない(これから凍る)ので、「凍っていくこと、凍ること」、を意味します。

ちなみに、얼은 물と言えば「凍った水」ですが、「氷の入った水=氷水」は얼음물です。

삶(人生・生き方)と살기(生きること)

살음=삶は、生きてきた事実、結果そのものなので「人生や生き方」を表します。

一方、살기では住んだ事実、結果がまだない(これから)ので「生きていくこと、生きること」を意味します。

「生きること」と「人生」は、ちょっと違うということです。

これからの「過去」、すでに決まった「未来」

すでに決まったことや既成の事実が、すべて過去のこととは限りません。

ビッグボス-L

내일 오후 1시부터 게시판에 공지함.
明日の午後1時から掲示板に公示します

女子1-R

영어 공부하기 시작했음.
英語の勉強を始めました

공지함のような場合、明日(未来)のことでも、すでに公示することは決まっている=明確な事実なので、-ㅁ/음を使います。

英語の勉強は、勉強した事実や実績がまだないので-기ですが、勉強を「始めたこと、決心したこと」は事実なので-음です。

まとめ

1.-기、-ㅁ/음は語幹につく
읽다 + 기 = 읽기
듣다 + 기 = 듣기
하다 + 기 = 함
있다 + 기 = 있음

2. -기はまだ何もしていない、結果が出ていない
가기 싫은데요.
行きたくないな
주의하시기 바랍니다.
ご注意ください

3. -ㅁ/음は既成の事実や結果がある
어제 3시간 공부했음.
昨日3時間勉強した
얼음
水が氷になるのはわかりきってる

事実や結果のないものは、未来のことを言っている場合が多いものの、時間が基準になるわけではないということを押さえておきましょう。