「どっちがどの音なのか全然わかんない…」

어と오は韓国語の勉強を始めたばかりの人が最初にぶつかる発音の壁です。

今回は어と오の発音を区別するポイントなどを解説していきます。

오と어はまったく違う音である

文字の違いは音の違い

韓国語のは、日本人にはどちらも「オ」として聞こえます。

反対に韓国人には、日本人の「オ」がに聞こえる時と、に聞こえる時があります。

それぞれの文字の違いは音の違いでもあるわけですが、韓国語を話す時はこれを意識する必要があります。

音を使い分けないと、正しく意味が伝わらないからですね。

発音の違いが時には大きな誤解を生む

日本語ではすべて「オ」になるので、오と어に大した差はないと感じるかもしれません。

しかしこの音の違いが、時には「とんでもない誤解」を生むこともあります。

어디에요? 계속 기다리는데…[/voice]
どこですか?ずっと待ってるんだけど…
신촌이에요.[/voice]
新村ですよ
네? 신촌이 아니고, 신천이에요.[/voice]
え?新村じゃなく新川ですよ
아, 신촌이 아니구나…[/voice]
新村じゃないんだね

どちらも「シンチョン」ですが、신촌(新村)と신천(新川)では場所が全く違います。

地下鉄2号線でほぼ正反対に位置し、お互いの場所まで1時間はかかります。

極端ですが、発音一つでとんでもないことになるという例です。

ちなみに地下鉄2号線新川駅は、2015年に잠실새내(蚕室新川)に駅名が変わったので、現在は間違えることはないでしょう。

発音は気にするべき?

多少発音がよくなくても、話の流れからこちらの言いたいことを察してくれる人はいます。

新村と新川の場合も、話の流れから推測は可能です。

しかし韓国人の中には「は?何言ってるかわからないし…」と露骨に嫌な顔をする人はいます。

最初は発音がうまくできなくて嫌な顔をされたとしても、後のことを考えれば、しっかり発音の練習をした方がいいでしょう。

오と어の発音を練習してみる

오と어の違いを認識しなくても、発音ができている人はたくさんいます。

できるのに気づいていないとも言えるので、練習によって違いを自覚できるようにするという方が適切かもしれません。

「오の発音」は唇を丸くすぼめる

오の発音はよく口をすぼめて「オー」と発音しますが、できるだけ口をとがらせるのがコツです。

오の口の形

ㅗは図の矢印のように、唇が中央に向かって動いていきます。

また唇を丸くする母音には「우」もあります。

오と우の違いは、口の中で舌が上がるか、下がるかです。

:舌がやや下がる
:舌がやや上がる

唇の形以外にも気を配ると、より発音しやすくなるかもしれません。

어の練習1 – 口を開けた状態で『オ』と発音する

「ア」ほどではありませんが、ある程度口を開けた状態で「オ」と発音します。

これでできた人はもう어の発音はOKなので、他の発音の練習をしましょう。

ちなみに「어」は気づかないうちに「아」になりやすい(逆に아を어で発音してしまう人もいる)音です。

口を大きく開けずに아と言う傾向がある人は、ちょっと注意してみましょう。

口を開ける大きさ

口を開ける大きさの違いは、発音に重要な要素です。

어や오で口を開ける大きさは「」の順で小さくなっていきます。

아や어の口を開ける大きさは、애や에、왜や웨といった「二重母音」の違いにも直結するので、しっかりとやってみましょう。

어の練習2 – 오の口で『ア』と声を出してみる

오の口で「ア」と声を出す感覚です。

人間の体は口をすぼめても「ア」とは言えないようにできているので、無理やり発音しようとしても、口が必ず開いていきます。

その「口が少し開いた状態」で、어と発声してみましょう。

ちなみに어は発音の際に、舌が奥に引っ込み、喉が下がっていきます。

鏡を見ながら練習してみるのもいいかもしれないですね。

어の練習3 – 放心状態で『オ』と言ってみる

二つの方法でできなかった人は、この方法です。

1.ほおづえをつきます

2.口を半開きにして「ぼけ~」っと、うわの空になるような感じで力を抜きましょう。

3.力を抜き半開きの口のまま「어」と空返事をするように声を出します。そしてㅓの感覚がわかったら、そのまま「신천」と言ってみましょう。

これができたら、신촌と신천を言い分けられるでしょう。

まとめ

ハングルが科学的な文字だと言われる理由に、文字が発音記号を兼ねているだけでなく、人間の口の動きを表しているという点があります。

文字を見れば口の動かし方もある程度わかるようになっているからですね。

細かい部分もしっかり意識し、丁寧に練習していけば、綺麗な発音になっていきます。

発音の練習は地味で面白くないことが多いですが、少しづつやっていきましょう。