夏といえば花火、韓国語で花火といえば「불꽃」です。
ところが花火を意味する言葉は他にもあって、こちらの方はあまり知られていないように思います。
そこで今回は、花火の韓国語を紹介します。
韓国語の「花火」のイメージ
「花火を見る、花火大会に行く」を韓国語で?
花火は通常、辞書には「불꽃」と出てきます。
불(火) + 꽃(花) = 불꽃(火の花) で、直訳のような語彙ともいえます。

今週末花火見に行くんだ

日本の花火は長い歴史と伝統を持っています
打ち上げ花火のことを불꽃놀이とも言い、花火を見に行くというのは、打ち上げる花火を見に行くことです。
そのため「불꽃놀이를 보러 가다」のように表現もします。
불꽃は「打ち上げ花火」のニュアンス
自宅などで花火をする場合でも「불꽃놀이를 하다」と言えば通じますが、基本的に불꽃は「打ち上げ花火」のイメージです。

ソウルでは毎年10月初めに大きな花火大会があります

釜山花火大会の当日に撮った写真です
また花火大会には、불꽃축제(花火祭り)という言葉もありますが、これは比較的大規模な花火大会に使われることが多いです。
個人で楽しむ花火は爆竹?
線香花火やロケット花火など
불꽃の他に花火を意味する言葉には폭죽(爆竹)があり、一般的な花火にはこちらの方がよく使われます。
線香花火など家庭用のものはもちろん、ロケット花火などもすべて「爆竹」ということになります。

夏場に花火をする時はやけどに気を付けてください
一般家庭で花火を楽しむ場合は폭죽놀이と言うので、こちらも覚えておきましょう。
ちなみにスーパーなどで売られているような花火は「장난감용 폭죽」などともいいます。
パーティーで使う「クラッカー」も爆竹
폭죽という言葉を使うのは、花火だけではありません。
파티폭죽:パーティークラッカー
こういった名前で売られている、パーティー用のクラッカーも爆竹です。
クラッカーは「パリバゲット」などで、パーティ用にケーキを買えば、おまけとしてついてきます。
あるいは「ダイソー」などで探してみてもいいでしょう。
日本人がイメージする「爆竹」は中国でよく使う
日本人がイメージする爆竹は、中国でお祭りの際などによく使われます。

中国では春節に爆竹を鳴らして邪気を追い払う風習があります

春節になると大きな音を出しながら破裂する爆竹の姿をよく見かけます
爆竹を使うのは、폭죽을 터뜨리다と言います。
中国で花火は「邪気を払い、福を呼ぶ」として、正月や祝い事には欠かせないアイテムです。
しかし一度に使う量がとんでもない!
大量の花火は大気汚染や騒音などの原因になります。
また保管していた花火に引火する事故が相次いだことも問題になり、爆竹の使用は減少傾向にあります。
花火は海辺に近いスーパーや文具店にある?
韓国のスーパーでは花火をあまり見かけない気がしますが、なぜか「文具店」に置いてあったりします。
あるいは海辺に近いスーパーなどでも、花火を扱っているところがあります。
韓国で花火がしたくなったら、こうしたところから花火を購入するといいでしょう。
花火を楽しむ時は、安全に十分注意しましょう。