韓国で街を歩いていると、テイクアウトしたコーヒーを持っている人をよく見かけます。
またお昼休みになると、飲食店から持ち帰った김밥などを、お弁当代わりに食べている人も結構います。
ただそのためには、飲食店で注文をする際に「持ち帰り用」として指定することが必要です。
持ち帰りには포장하다や싸다
テイクアウトとして注文する
飲食店で持ち帰るためのメニューを注文する時は、포장하다(包装-)を使います。

カフェラテとサンドイッチを「持ち帰り」にしてください

トリプルチーズバーガーとマックチキンとナゲットを持ち帰りで

プルコギ弁当を一つ持ち帰りで
基本的には「-를 포장해 주세요」と言うだけでなので、特別に難しいことを表現するわけではありません。
持ち帰りかどうか聞かれたら?
単に「~ください」と注文した場合、店内飲食かどうかを聞かれることもあります。

お食事ですか?お持ち帰りですか?

持ち帰ります
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食べて行きます
持ち帰るなら가지고 가다
店内飲食なら식사하다
とりあえずこんな感じのことを答えれば大丈夫でしょう。
余った料理を持ち帰ることもできる
持ち帰りという意味では、싸다も使えます。

キムパプ2つとビビンバを持ち帰りにしてください

残った料理は包んでもらえますか?
また포장하다や싸다は、店内で食事をした際に余ったものを持ち帰る時にも使えます。
注文した料理が思ったよりも多く、店内で食べきれなかった時に役立つ表現です。
そのまま残してしまってはもったいないですからね。
お弁当を持って行く時にも使う
싸다は「お弁当を用意する」というニュアンスにも使います。

わが家はお父さんが弁当を用意してくれます

私、今日キムパプ作ってきたんだ
日頃から自分で作ったお弁当を食べている人は、こういう表現も知っておきたいところです。
ところで포장は「包装」という漢字語からもわかるように、装飾のために包むことです。
一方の싸다は箱や袋に入れたり、あるいは布で包んで、外から見えないようにするというニュアンス。
どちらも「持ち帰り」という意味で使えますが、飾りつけやラッピングのイメージが強い포장に比べて、싸다は持ち運びのためという意味合いが強くなります。
「プレゼント用で、ラッピングしてください」にも
포장하다はプレゼントを買う時にも定番となる表現です。

これをラッピングしてください

これも一緒に包んでください
店員にこんな感じのことを言えば、プレゼント用としてラッピングしてくれます。
プレゼントもテイクアウトも、持ち帰るのは一緒なので、どちらも使えるわけです。
ちなみに韓国では、テイクアウトしたコーヒーなどを持ったまま、地下鉄やバスなど公共交通機関を利用することはできないので気を付けましょう。