韓国語で「どちら様ですか」と言いたい時、すぐに思いつくのは、おそらく「누구」を使った表現でしょうか。
もちろんこれも正しいのですが、他にも「どちら様」を意味する韓国語がはあるのはご存じでしょうか。
よくある「誰ですか」とたずねる時
ため口や敬語によって使い分ける基本
誰ですかという意味の「누구」ですが、これを敬語にしたり、ため口にします。

誰だ?

誰ですか?

誰ですか?
語尾は-요と-ㅂ니다に合わせて使い分けましょう。
また이다の「이」は省略されることも多く、누굽니까?と発音する人もいます。

どなたですか?

どなたですか?
尊敬語の-시を加えた時、-요体の語尾は-세요になります。
疑問を表す語尾や間接話法を使う
誰ですか?を表現する時に「누구+이다」だけを使うとは限りません。

誰だっけ?

一体誰だよ?
-지?を使って過去の記憶に問いかけるような表現もあれば、疑問を表す-냐?を付けることもあります。

あの人は誰ですかと聞きました
あるいは間接話法を使って、このように言うこともできますね。
ここまではよくある「誰ですか?」の表現で、その場に合わせて最もふさわしい言葉を使い分けることになります。
組織や団体をたずねる時は「어디」
どこなのか場所を聞いているわけではない
누구はあくまで「個人」に対して使う言葉で、対象が「組織や団体」の場合は表現も変わってきます。

最も保険料が安い会社はどこですか?

これはどこの製品かわかりますか?

アメリカでもっとも有名は企業はどこでしょうか?
ここでいう어디は企業や会社を質問しているのであって、場所をたずねているわけではないですね。
電話対応でうっかり間違えないようにしよう
個人か団体かで言葉が変わる「どちら様?」は、電話対応でもよく使われます。

失礼ですが、どちら様ですか?

ところでどちら様でしょうか?
누구ではなく어디を使うのは、仕事の場合は企業の一社員して電話をかけることも多いからですね。
つまりどこの会社、企業を代表して電話をかけてきているのかを聞いているわけです。
したがって電話で「어디서~」と聞かれた時、どう答えればいいかはイメージできると思います。
ちなみに어디서 잔화하셨어요?というのは、決まり文句のようなものとして覚えてしまいましょう。
まとめ
1.誰ですか?の基本は누구
2.個人には누구
3. 組織や団体には어디
어디?と言っても、本当に場所を聞いている場合もあるので、状況に合わせて的確に判断してください。