何かと忙しく、ストレスも多い現代社会。
都市部を離れ、田舎でのんびり暮らしたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
「脱サラ」はそのきっかけの一つにもなるわけですが、これを韓国語ではどのように言えばいいでしょうか。
今回は「終わる、終える」をテーマに、覚えておきたい表現を紹介していきます。
「終わる、終える」を意味する基本の表現
『終わる』の基本は「끝나다」
「終わる、終わり」の基本になる表現は끝나다です。

벌써 휴가는 끝났습니다.
とっくに休暇は終わりました

시험이 끝나면 놀러 가고 싶어요.
試験が終わったら遊びに行きたいです

근무시간이 끝나자마자 바로 집에 갔어요.
勤務時間が終わるなりすぐ家に帰りました
끝나다は自動詞なので、主語になるものそれ自体がどうなるのかを意味する言葉です。
簡単に言うと「~が終わる」の文に使います。
シンプルだけど用途は広い「끝내다」
他動詞として目的語と一緒に使う끝내다も必須の言葉です。

빨리 리포트(숙제)를 끝내고 밥 먹으러 가자.
早くレポート(宿題)終わらせて、ごはん食べに行こう

오늘 연습은 여기서 끝내요.
今日の練習はここまでにしよう
仕事や作業など、やるべきことを終了させた時の「~を終える」ですね。
また끝내다は「もう会わないようにしよう」など、人間関係を終わらせる時にも使ったりします。

우리 여기서 끝내자.
俺たちこれで終わりにしよう
こんな感じの言葉が出て来たら、残念ながら二人の関係はそこでストップということになります。
一つのものごとが終わる時の表現
流れや段取りが決まっているものを終わる「마치다」
学校の授業や仕事の段取りなど、カリキュラムやスケジュールが決まっているものには、마치다を使うことが多いです。

今日の発表はここで終わりたいと思います

外回りの仕事を終え会社に戻るところで、事故に遭いました
やるべきことがあらかじめわかっているので、始めから終わりまでの「流れ」がハッキリしていることがポイントです。

現役生活にピリオドを打ち、引退を決意したと発表しました
마치다は마침표(ピリオド)の元の語彙でもあるように、終止符をうつというニュアンスにもなります。
仕上げや締めくくりには「마무리」
마무리には「締めくくり、結末、仕上げ」といった意味があります。

今日の会議はこれで閉めよう

イベントは成功で終わりました
「終わりにする」という意味で使うこともあれば、「ラストを迎える」というニュアンスになることもあります。
また鍋料理を食べた時などの「シメ」も、마무리です。

シメにご飯を入れるからうまいんだよ
ちなみにスープ類にご飯や麺を入れたり、ごはんにスープなどをかけることを말다と言います。
말다は「お茶漬け」にも使える言葉です。
長く続けてきたことを「やめる時」の韓国語は?
一つのことに打ち込んできたをのやめる、長く続けてきたことをやめる時に使うのが접다です。

都市部の生活をやめて田舎に移り、農業を始めました

出ていくお金の方が多いので、もうお店を閉めようかと思ってます
お店を廃業するのであれば、店をたたむといったニュアンスです。

15年目の会社員生活をやめて、カフェを開業したいです
회사생활을 접다は会社員としての生活をやめることで、早い話が「脱サラ」ですね。
まとめ
1.基本の「やめる」
~が終わる「끝나다」
~を終える「끝내다」
2.その他の「やめる」
流れや内容が決まっているものは「마치자」
仕上げや締めくくりには「마무리」
長く続けてきたことをやめる「접다」
語学は難しいことも多いと思いますが、やめずに長く続けていきましょう。