「書いてみる」
「試してみる」
「練習してみる」
日本語の「~してみる」に相当する韓国語が、-아/어 보다。
-아/어(~して)+보다(みる)のように、日本語にも訳しやすい表現です。
試しに何かをしてみる「試行」
試してから「どうするか」を考える
-아/어 보다は、試しに何かをしてみるという意味でよく使われます。
試しにやってみる
이 책을 읽어요.
(この本を読みます)
↓↓↓
이 책을 한번 읽어 봅니다.
(この本をちょっと読んでみます)
試行的なニュアンスの文になる
文字通り「一度行動してみる、ひとまずやってみる」といった試行的なニュアンスが強い表現です。
行動を促すこともある
-아/어 보다は、動詞と一緒に使いましょう。
動詞 + -아/어/여 보다
가다 + -아/어 보다 = 가 봐요
오다 + -아/어 보다 = 와 봐요
받다 + -아/어 보다 = 받아 봐요
먹다 + -아/어 보다 = 먹어 봐요
입다 + -아/어 보다 = 입어 봐요
마시다 + -아/어 보다 = 마셔 봐요
생각하다 + -아/어 보다 = 생각해 봐요
검색하다 + -아/어 보다 = 검색해 봐요
文形は-아요/어요に「보다」を付け足すだけです。

このお茶を飲んでみます
(마시다)

来週病院に行ってみるつもりです
(가다)
-아/어 보다はそのまま使うよりも、他の文法と組み合わせることの方が多いです。

あのお店に言ったらポッサムを食べてみて
(먹다)

ネイバーで検索してみて
(검색하다)
命令文として使われることも多く、その場合は「~してみてください」と行動を促すことになります。
分かち書きに注意しよう
-아/어 보다で、間違えやすいのが「分かち書き」です。

一回使ってみてください (ㅇ)

一回使ってみてください (×)
つい보다をくっつけて、書いてしまう人はたくさんいます。
SNSやメッセンジャーでのやり取りなら、多少間違っても問題はないですが、作文問題などの場合は気をつけましょう。
「-아/어 보다」にはこんな意味もある
「経験してみる」というニュアンス
一度何かをやってみることから、時には「経験」を意味することもあります。

韓国ではどんな所に行きましたか?

日本に行ったら車を借りて、運転してみてください
こういう場合は、経験してみる・体験してみるというニュアンスです。
そのため命令文であれば、体験してみることを促すというニュアンスになります。

済州島に行ったら、黒豚を食べてみたいです
-고 싶다と一緒に使えば、経験してみたいという意志表示になります。
「見る」の場合はどうなる?
보다を「-아/어 보다」と使う時は、文型をどのようにすればいいでしょうか。

これちょっと味見してみて

これちょっと味見してみてください
보다の場合、-아/어 보다と使うこともあれば、そうでないケースもあります。
周りがどんな話し方をするのかを見ながら、自分なりのスタイルを作っていってもいいでしょう。
「~してみる」に訳せない文もある
-아/어 보다の文の中には「~してみる」と訳するのが難しい文もあります。

ウンジさんが説明をしてください

ちょっとこっちに来なさい
※일로=여기로

私はもう行きますね

ここでちょっと待ってて

ビニール手袋を必ずつけてください
直訳のしようがない文ですが、それでも無理やり訳すなら「何か動作をして、それを相手に見せる」といったところでしょうか。
こういう場合であれば、そのまま「~する」と解釈しても問題ありません。
「-아/어 보다」にしてみる
動詞を「-아/어 보다」の形にしてみましょう。

暇な時にこの歌を聴いてみて
(듣다)

一度会ってみてください
(만나다)

一回挑戦してみてください
(도전하다)

右側のスタートボタンを押してみて
(누르다)

私の考えを一度話してみます
(이야기하다)

先生に聞いてみてください
(묻다)

もう少し考えてみます
(생각하다)

あの服を一回着てみてください
(입다)
※タップして答えを確認
日本語と同じにはならないニュアンスもありますが、いろんな文を作って練習してみましょう。