独学かどうかに関わらず、韓国語を学んでいる人や語学に関心のある人が、ひと昔前と比べて、だいぶ増えたように思います。

インターネットの普及もあり、誰でも簡単に語学学習を始めやすい環境になったからでしょうか。

ところで、語学学習を始めるのはいいけど「教科書選び」で悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、教材の選び方や独学で勉強する人向けの教科書などを紹介していきたいと思います。

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教材を選ぶ前に覚えておこう

教材は「基礎文法」を学ぶためのもの

語学学習では、文法と語彙を人間の「骨と肉」に例えることがあります。

まず「文法」という骨(ベース)があって、そこに「語彙」が肉付けされていくイメージですね。

このバランスが崩れてしまうと、語学に必要な4つの機能(聞く・話す・読む・書く)が、うまく伸びていきません。

したがって、まず教科書選びでは「基礎文法を身につけるためのものを探す」という意識を持つといいでしょう。

メインとなる教科書を一つ決める

韓国語学習の教材は多種多様です。

そのため「いろんな本を使って勉強した方が、幅広く勉強できていいのでは?」と考えている人もいるでしょう。

ところが、教科書はあれこれ手を出しすぎてしまうと、かえってどれも中途半端になりがちです。

教材は「一冊をじっくり勉強」していく方が、効率よく力がついていきます。

単語帳などは「おまけ」と考える

勉強に単語帳を使っている人も多いと思います。

空き時間にちょっと見れるといった「手軽さ」は、単語帳のメリットでもあります。

ただし単語帳は、語彙を増やすためのものであり、基礎文法を身につけるためのものではありません。

単語帳は、基礎文法を学ぶ教材の「おまけ」として活用するといいでしょう。

教材選びと活用のポイントは?

「初級から上級まで」がそろっているものにする

せっかく教科書を選ぶなら、初級から上級までがそろっている教材にしましょう。

なぜかというと、語学は「文法をどのような順に学んでいくのか」も大事だからです。

九九ができなないと「かけ算や割り算」ができないように、初級でいきなり難しい文法が出てきても覚えられないですよね。

「カナタKOREAN FOR JAPANESE」などは、初級から上級まであるので、一通りやれば十分な知識は身に付くでしょう。

予習よりも「復習」に力を入れよう

語学は予習よりも、復習の方が大事です。

せっかく覚えた文法も、復習しないとなかなか身に付かないからですね。

とはいっても、教科書は「過去に習った文法」なども、ある程度復習できるように作られています。

新しいことを学びつつも復習する?

新しい文法を練習する際に、過去に習った文法を混ぜることで「復習の効果」も期待できます。

①以前「-고 싶다」という文法を覚えた
・영어를 잘하고 싶어요.
(英語がうまくなりたい

②今回は「-면」を学習する
-면:~なら

「-면」の練習に「-고 싶다」を取り込む
↓↓↓

③영어를 잘하고 싶으면 열심히 공부하세요
(英語がうまくなりたいなら、一生懸命勉強してください)

「一度学習した内容に戻って、また次に進んで」を繰り返すため、らせん効果と呼ばれます

こうした理由からも「文法を学ぶ順番」は大事なわけですが、初級から上級までを扱っている教材は、復習も考慮して作られているわけです。

教材は頻繁に変えない

先ほど「一冊をじっくり勉強」する方がいいという話をしましたが、レベルが上がった時に教材を他のものに変えると、そこで文法を学ぶ順番がバラバラになってしまいます。

文法は「学習する順番も大事」という話にもつながっていくため、教科書は一貫して同じもの使った方が、結局は最短で学ぶことができます。

もちろん「あえて他の教材を使う」というのであれば、話は別です。

一番よくないのは、せっかく買った教材を最後まで使わず、新しいものにすぐ変えてしまうことです。

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教材にもデメリットはある

すべてを網羅した教材はない

教材はあくまで「基礎」が載っているのであって、応用まで学べるわけではありません。

同じ文法でも、状況や使い方によってニュアンスが変わるなんてことはよくあります。

したがって、基本を学びながら実際に会話をしてみたり、あるいは「ドラマや映画」などのメディアにどんどん触れていく必要があります。

完璧な教材なんて、この世には存在しないのです。

学校独自の教材がすべていいとは限らない

初級から順番に効率よく学んでいくなら、語学学校や韓国語学院などで使われている教材で勉強するのが近道です。

ところが、学校ごとにも「教科書の内容」は異なります。

これは語学学校や韓国語学院、それぞれで教え方や指導方針が違うため、文法を学習する順番なども変わるからです。

韓国語学院と語学堂って?

韓国にある語学学校は、次の2つに分類されます。

1.韓国語学院
民間で経営されている学習塾のようなところ

2.語学堂
大学付属の語学学校

基本的には、韓国語学院よりも語学堂の方が授業内容は難しくなります。

ちなみに教材によっては、韓国でしか手に入らないものもあります。

他校で使うことも考慮した教材にしよう

語学学校や韓国語学院の教材は、おおまかに次の2つに分けることができます。

・その学校でしか使わないもの(語学堂に多い)
・他校でも使われているもの(韓国語学院に多い)

基本的に教材は学校独自のものですが、他校で使われていない教科書は、解説が英語もしくはハングルで書かれているものが多く、初級から自分で勉強しようとする人にはハードルが高くなります。

その点、韓国語学院の教材は解説も日本語で書かれているので、独学で学ぶ人には取り組みやすいでしょう。

独学に向いている教材はどれ?

カナタKOREAN FOR JAPANESE

これから本格的に韓国語を学びたいという人向けです。

韓国の語学院の教材ですが、日本でも手に入ります。

ただし、ある程度大きな書店でしか扱っていないことも多いので、その場合はネットで注文しちゃいましょう。

新装版「できる韓国語」初級I

日本で販売されているので、近所の本屋などでも比較的手に入りやすい教材です。

教材は初級1と2があるので、基礎から順番に文法を学ぶという点でも、おすすめです。

ゼロからしっかり学べる!韓国語文法トレーニング

とにかく、初級向けの簡単な教材が一つ欲しいという人にはこれです。

ハングルが全く読めない人や初めて韓国語を勉強する人でも、取り組みやすい内容になっています。

また、他の2つよりも本のサイズが少し小さいため、持ち運びがしやすいというメリットもあります。

さいごに

本当の意味で「教材が自分に合うかどうか」は、使ってみないとわからない部分はあります。

しかし、やみくもに教科書を選ぶよりはいいでしょう。

教材選びで迷っているのであれば、これらから一つ選んでみてはいかがでしょうか。