「こっちが塩で、そっちが砂糖です」
「お酢はこの瓶で、みりんはその瓶です」
「これと、それと、あれと…」
このような話の特徴は、後にいくらでも話が続いていくことです。
どんどん話を並べていくことから、並列あるいは列挙の表現などと呼ばれます。
「並列・列挙」の表現
どんどん話をつなぎ合わせる
-고は、複数の内容を並べて話す時に使う表現です。
話を並べるって?
①민기씨는 잘 생겨요.
(ミンギさんはイケメンです)
②그리고 성격도 좋아요.
(それに性格もいいです)
③그리고 일도 잘 해요.
(あと仕事もできます)
①+②+③+…
↓↓↓
④민기씨는 잘 생기고 성격도 좋고 일도 잘 하고…
(ミンギさんはイケメンで、性格もよくて、仕事もできて…)
いくつもの文を並べて、それらをつなげていく
イメージとしては、그리고(それと、さらに)を使って追加した文を、1つにつなぎ合わせてくような感じです。
「-고」の使い方
並列表現は、動詞や形容詞の語幹に「-고」を付けましょう。
動詞/形容詞 + -고
가다 + -고 = 가고
싸다 + -고 = 싸고
이다 + -고 = 이고
만나다 + -고 = 만나고
닫고 + -고 = 닫고
입다 + -고 = 입고
둥글다 + -고 = 둥글고
건강하다 + -고 = 건강하고
찾았다 + -고 = 찾았고
맞았다 + -고 = 맞았고
이었다 + -고 = 이었고
공부했다 + -고 = 공부했고
パッチムの有無を気にする必要はありません。

友達に会って、映画も見るつもりです
(만나다)

韓国の料理は安くておいしいです
(싸다)

いっぱい寝て、勉強も一生懸命しました
(잤다)
過去形と使う時は、-았/었/였の後ろに「-고」を付けます。
名詞には「이다」を使う
-고と一緒に使いたい語彙が「名詞」の場合は、-이다を使います。

父は51歳で、母は48歳です

靴は36000ウォンで、ズボンは49000ウォンでしたよ
-이다をつけ、そこに「-고」を組み合わせましょう。
つまり○○이고のようになります。

父は医者で、母は教授です
ただしパッチムのない名詞の場合は、そのまま「-고」をつけます。
「-고」にはこんな使い方もある
最後だけ過去形にする
主語が同じ、あるいは一つのことに対して話をする時、過去の話題であれば、文末のみ過去形にしてしまいましょう。

料理が安くて、おいしいかったです

カフェは人がいなくて、静かでした
こうすることで、文章がよりスマートになります。
口語では「-요」が付く時もある
-고に「-요」をつけて、-고요と話す場合もよくあります。

ここは雨がたくさん降って、湿度が高いです

2階に男性トイレはなく、女性トイレのみあります
芸能人のインタビューなどでも「-고요」はよく出てくるので、どんな話し方をしているか注目してみるのもいいでしょう。
発音が「-구」になることもある
本来「-고」と言うべきところを、「-구」と発音する人も多いです。

綺麗で静かな部屋です

テヒョンさんの地元は仁川で、ウンギョンさんはソウル出身です
これはソウルを中心とする地域(京畿道)の人たちが使う「訛り」です。
標準語の発音ではないので、当然辞書にも載っていないし、アナウンサーなどがこういう話し方をすることはありません。
「-고」に変えてみよう
動詞や形容詞などを「-고」に変えてみましょう。

空港は複雑で、人が多いです
(복잡하다)

毎日早寝早起きです
(일찍 자다)

姉は看護師で、弟は大学生です
(간호사)

スギョンさんはかわいくて優しいです
(예쁘다)

空気が綺麗で、景色が美しいところです
(깨끗하다)

夏はジメジメして暑い季節です
(습하다)

僕だけ制服を着て、友達はスーツを着ました
(찍다)

ジャガイモが3個1000ウォンで、ニンジンが1個550ウォンです
(1000원)
※答えはタップしてチェックできます
基本は「-고」なので、練習する時は「-구」ではなく、ちゃんと発音するよう心がけましょう。