人に何かを説明をする機会というのは、誰でもあると思います。
「Aだから、Bです」
「Cなので、Dです」
こういう時、スムーズに話ができると、相手はこちらの考えをすぐに理解することができます。
今回は、筋道を立てて話をする時に必要となる文法です。
原因や理由などを言いたい
「-아서/어서」を使った会話

대호씨는 운동을 자주 해요?
テホさんは運動はよくしますか?

예전에는 수영을 많이 했어요.
以前は水泳をよくやりました

그런데 요즘은 시간이 없어서 수영을 못 해요.
ところが最近は時間がなくて、水泳できないです

수지씨는 운동을 해요?
スジさんは運動するんですか?

저는 달리기를 해요.
私はランニングをします

가족들이 운동을 좋아해서 일주일에 두 번 정도 같이 운동을 해요.
家族が運動が好きで、1週間に2回くらい一緒に運動しますよ
「-아서/어서」はこう考えよう
-아서/어서は、原因や理由などを言いたい時に使う文法です。
原因や理由を示すって?
①요즘 너무 바빠요.
(最近すごく忙しいです)
②그래서 공부를 못 해요.
(なので勉強できません)
①+②
↓↓↓
③요즘 너무 바빠서 공부를 못 해요.
(最近すごく忙しいので勉強できません)
「~なので・・・です」という構図の文になる
그래서(それで、なので)は、前に出てきた内容を理由に、後に続く話について説明することが多いですね。
「-아서/어서」は、これらを1つにした文と考えてみましょう。
理由の「-아서/어서」の使い方
基本は「-아요/어요」と同じ
動詞や形容詞の語幹に「-아서/어서」を付けましょう。
動詞/形容詞 + 아서/어서/여서
사다 + -아서 = 사서
좋다 + -아서 = 좋아서
아프다 + -아서 = 아파서
먹다 + -어서 = 먹어서
춥다 + -어서 = 추워서
예쁘다 + -어서 = 예뻐서
공부하다 + 여서 = 공부해서
필요하다 + 여서 = 필요해서
語幹の母音が「ㅏ、ㅗ」かどうかによって、-아서と-어서を使い分けましょう。

옷을 많이 사서 월급날까지 돈이 없어요.
服をいっぱい買ったので、給料日までお金がありません

많이 먹어서 배가 불러요.
たくさん食べたので、お腹いっぱいです

많이 취해서 혼자서 못 걸어요.
すごい酔ってるので一人で歩けません

계란이 부족해서 사러 가요.
卵が足りないので、買いに行きます
「-아요/어요」を-서に変えるとも言ってもいいので、-요体の基本が不十分な人は、この機会に復習しましょう。
変格活用も「-아요/어요」のルールで
不規則活用の用言も、使い方は「-아요/어요」とほぼ一緒です。

10시간 동안 계속 걸어서 다리가 아픕니다.
10時間ずっと歩いたので、足が痛いです
(걷다)

아내가 문을 잠가서 안에 못 들어갑니다.
妻が鍵をかけたので、中に入れません
(잠그다)
それぞれの不規則活用のパターンに則って、変化したところに「-아서/어서」をつけることになります。
名詞と「-아서/어서」を使いたい時
名詞には「이다」を使う
名詞を「-아서/어서」で表現したい時は、이다を使いましょう。

다음 주 친구 생일이어서 선물을 살 거예요.
来週は友達の誕生日なので、プレゼントを買おうと思います

그는 아직은 미성년자이어서 술을 마시지 못합니다.
彼はまだ未成年なので、酒は飲めません
이다を「-아서/어서」のルールに則って変化させれば、-이어서となります。
名詞には-라서も使える
名詞を原因や理由に使う場合、-(이)라서を使うこともあります。

다음 주 친구 생일이라서 선물을 살 거예요.
来週は友達の誕生日なので、プレゼントを買おうと思います

그는 아직은 미성년자라서 술을 마시지 못합니다.
彼はまだ未成年なので、酒は飲めません
パッチムがある名詞の場合には「이」が入り、-이라서となります。
しかし意味としては、이다を「-아서/어서」で使う場合と同じです。
「-아서/어서」にしてみよう
「-아서/어서」の形に変えてみましょう。
※答えはタップしてチェック

날씨가 공원에 놀러 갈 거예요.
天気がいいので、公園に遊びに行くつもりです

방이 좀 불편해요.
部屋が狭くて少し不便です

시험이 너무 빵점을 맞았어요.
試験がすごい難しくて、0点でした

교통비 할인돼요.
小学生なので、交通費の割引がききます

감기 기운이 집에서 쉴 겁니다.
風邪気味なので、家で休むつもりです

피망을 먹고 싶지 않아요.
ピーマンは嫌いなので、食べたくないです
「-아서/어서」で気をつけたいこと
過去形の文に注意
「-아서/어서」でありがちなミスは、過去形の文で使う時です。
-아서/어서と過去形?
①어제는 너무 바빴어요.
(昨日はすごく忙しかったです)
②그래서 전화를 못 했어요.
(それで電話できませんでした)
過去形の文を1つにしたらどうなる?
↓↓↓
(×)어제는 너무 바빴어서 전화를 못 했어요.
(昨日はすごく忙しかったので、電話できませんでした)
過去形にの文を1つにしても-았/었어서とはなりません。
過去の話でもそのままでOK!
過去の話する時も、そのまま「-아서/어서」を使いましょう。

어제는 바빠서 전화를 못 했어요.
昨日は忙しくて、電話できませんでした

슈퍼가 문을 닫아서 야채를 못 샀어요.
スーパーが閉まって、野菜を買えませんでした
文の最後だけを過去形にすればOKです。
命令文や勧誘文には使えない
他にも「-아서/어서」を使う際に、注意すべきことがあります。

바닥이 미끄러워서 조심해요.(×)
床が滑るから気をつけて

김치가 너무 매워서 먹지 마십시오.(×)
キムチがすごい辛いので食べないでください
「-아서/어서」は、命令文や勧誘文に使うことはできないということも、覚えておきましょう。
「-아서/어서」で文を完成させよう
「-아서/어서」を使って、文を完成させてみましょう。
예)
가: 왜 안 먹어요?
どうして食べないの?
나: 배가 불러서 더 이상 못 먹어요.
お腹いっぱいでこれ以上食べれません
1)
가: 편의점에서 뭐를 샀어요?
コンビニで何を買ったの?
나: 아무 것도 못 샀어요.
現金が足りなくて、何も買わなかったです
2)
가: 왜 학교에 늦었어요?
どうして学校に遅れたの?
나: 버스를 놓쳤어요.
寝坊して、バスに乗り遅れました
3)
기: 연휴는 왜 놀러 안 갔어요?
連休は何で遊びに行かなかったの?
나: 집에서 나가지 못했어요.
台風が来て、家から出れなかったんです
4)
가: 왜 집에 늦게 들어왔어요?
どうして遅く帰って来たの?
나: 늦게까지 일했어요.
残業ができて、遅くまで仕事したんです
5)
가: 안색이 안 좋습니다. 왜 그렇습니까?
顔色が良くないですよ。どうしたんですか?
나: 배탈이 났습니다.
変なもの食べたのか、下痢になったんです
まとめ
1.動詞や形容詞の語幹に「-아서/어서」をつける
하다の場合は해서になる
2.名詞には이다を使って「-이어서」
3.名詞には-(이)라서を使うこともある
4.過去の話でも「-아서/어서」でOK
さっそく「-아서/어서」を使って、韓国語で何かを伝えてみましょう。