宿題しなきゃ

突然ですが、「宿題しなきゃ」は何と言えばいいでしょうか。

「~しなければ」を意味する表現には、「해야 하다」と「해야 되다」の2つがあります。

ところが、意味が似ているので「同じもの」として使えると考えている人は多いのではないでしょうか。

今回は、この2つの違いをスッキリさせたいと思います。

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-아/어야 하다に強制力はない?

「-아/어야 하다」の基本的な意味

-아/어야 하다は、目的のために「ある行動や状態」が必要であることを意味します。

김선아-L

서울에 가려고 하면 비행기를 타야 해요.
ソウルに行くなら、飛行機に乗らないといけないよ

飛行機に乗るという「行動」がなければ、ソウルに行くという目的は達成されません。

なび-L

좋은 대학교에 가고 싶으면 머리가 똑똑해야 해요.
いい大学に入りたかったら賢くないといけません

いい大学に入るためには、賢いという「状態」が必須であることがわかります。

要するに、必須条件を表しているわけです。

自分の意志で「やらなきゃ」と思っていること

하다が付く動詞は「自分から何かをする」ことを意味するものが多いです。

そのため、目的達成のために「行動する」といっても、自らの意志が重要になります。

김대호-R

아프리카에 가기 위해서는 비행기를 갈아타야 해요.
アフリカに行くためには、飛行機を乗り換えなければなりません

飛行機を乗り換えれば、アフリカに行くことはできます。

しかし、効率の良い移動方法であって、乗り換えをしなくても、陸路であろうとも目的地にはたどり着けます。

박기영-R

난 내일 5시에 일어나야 해요.
俺、明日5時に起きなきゃいけないんだ

朝早く起きなければいけないわけですが、あくまで自分で「起きよう」とする意志が大事です。

つまり「朝5時に起きなきゃ」と思った、個人的な何かがあるわけです。

「本人の希望」であって、実際はやらなくてもいい

自分から行動することが大事なので、「本人の希望」を意味することもあります。

양승희-L

난 내일부터 운동할 거야.
私、明日から運動する

兵士-R

어! 왜?
お、なんで?

양승희-L

이제 다이어트해야 해.
そろそろダイエットしないと

兵士-R

에이, 필요없지!
なーに、必要ないって

ここでの「ダイエットしなきゃ」というのは本人の理想です。

実際には、ダイエットをやってもやらなくても問題はありません。

-아/어야 하다に「必ずしなければならない」という強制の意味はないわけです。

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-아/어야 되다には強制力がある

「-아/어야 되다」はどんな意味?

-아/어야 되다は、目的のために「ある状況になること」が必要であるという意味です。

정현주-L

건강하게 살고 싶으면 야채도 먹어야 돼요.
健康に生きたいなら、野菜も食べないとだめだよ

日々、野菜も口にしているという「状況」でこそ、健康に生きられるという意味です。

양승희-L

축구를 하려면 사람이 11명이 있어야 돼요.
サッカーするなら、人が11人いないとだめだよ

チームが「11人いる状況」でないと、サッカーの試合はできないですね。

自分の意志と関係なく「やらなきゃいけない」こと

되다には「周りの要素によって状況が変化する」というニュアンスがあります。

つまり、自分の意志と関係なしに、~しなきゃいけないということです。

박석중-R

내일은 7시까지 출근해야 돼요.
明日は7時までに出勤しないといけないんだ

仕事なら、何がなんでも「7時までに行かないといけない」ですね。

김지성-R

중요한 일이라서 내가 직접 가야 돼.
重要な仕事だから、俺が直接行かないと

立場上、他の人には任せられない重要な仕事となれば、責任者が直接出ていかなければいけない時もありますね。

こうなると、自分だけの問題ではなくなることもあるので、それだけ「強制力」が発生します。

下手すれば命に関わること?

強制力がある以上、「やらなければ大変なことになる」というニュアンスになります。

정현주-L

이제 다이어트하셔야 돼요.
いい加減ダイエットしないといけませんね

김대호-R

왜요?
どうしてですか?

정현주-L

이대로 가면 죽어요.
このままだと死にますよ

김대호-R

알겠습니다… 다이어트할게요.
わかりました… ダイエットします

「医者にダイエットしなければ死ぬ」とまで言われれば、なにがなんでもやるでしょう。

本人の意思とは関係ない「義務」になっています。

そのため、하다と되다では強制力がまるで違うのです。

해야 하다と해야 되다の強制の度合い

同じ「やらなければいけない」状況でも、해야 되다の方が自然と強制力が高まります。

料理のレシピを想像してみましょう。

塩を入れよう

「塩を入れます」とあったとしても、소금을 넣어야 합니다なら、塩分さえあれば塩でなくても似たような味は出せるかもしれません。

しかし、소금을 넣어야 됩니다なら「塩じゃないとこの味は出せないよ」というニュアンスになります。

強制力の違いはイメージできたでしょうか。

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実際の使い分けとイメージ

本人の「危機感や強い願望」を表すことがある

実際の会話では、理屈通りにはいきません。

최지현-R

나 이제 다이어트 해야 돼.
そろそろダイエットしないと

이현빈-L

에이, 필요없잖아.
えー、必要ないじゃん

최지현-R

아니, 진짜 해야 된다니까.
いや、本当にやらないと

이현빈-L

괜찮을 것 같은데…
大丈夫だと思うけど…

こういう場合、ダイエットをしなかったからといって、命の危険にさらされるわけではありません。

だから、男性は「ダイエットしなくても大丈夫だ」と言っています。

だとしても、女性の中には「ダイエットしなきゃ」という強い危機感があり、本人による本人だけの強制力が発生します。

つまり「絶対痩せたい」という鉄の意志があれば、-아/어야 되다になるのです。
※実際はユルユルでも問題ない

痩せたかという結果が重要なのではなく、「本人が切羽詰まってるのか、強い願望を持っているのか」が、해야 하다と해야 되다を分ける境目になります。

口語と文語の違い

同じ「必須条件」を表す文法といっても、口語と文語で「使い分け」に差が出ます。

해야 하다:文語によく使われる
해야 되다:口語での使用が多い

文語では「해야 하다」がよく使われる一方で、口語では「해야 되다」を使うことの方が多いです。

強制力を抜きにして、こうした差があることも覚えておくといいでしょう。

まとめ

1.-아/어야 하다
行動や状態が必須になる
強制力はそこまでないイメージ

2.-아/어야 되다
ある状況になることが必要
強い強制がある印象

3.해야 하다と해야 되다
本人の「意志や気持ち」が強いほど、-아/어야 되다になる
文語では해야 하다、口語では해야 되다を使うことが多い

「담배 끊어야 돼=禁煙しなきゃ」と言ってても、「담배 끊어야 해=やめれればいいか」になっている人がいないか、一度周りを見渡してみましょう。

みんな気持ちは되다です(-。-)y-゜゜゜