禁止したいことを表す「-면 안되다」を練習してみましょう。
これは韓国語で「~してはいけない」という意味ですが、使い方はこれだけにとどまりません。
いくつかのニュアンスがあるので、それらを覚えれば一気にレベルアップできるでしょう。
禁止のニュアンスをもつ表現
やってはいけないことを表現
やってはいけないこと、禁止したいことを表現する時に使う文法と言えば、-지 마세요でした。
禁止したいことを表現
여기서 주차하지 마세요.
(ここに駐車しないでください)
-면を使って表現
↓↓↓
여기서 주차하면 안 돼요.
(ここに駐車したらいけません)
言い方は一つではない!
안 되다には「ダメ、禁止、認めない」の意味がありますが、これに仮定を表す「-면」が付いたもので、これをしたらダメだという話になります。
基本は「動詞」と使おう
動詞の語幹に、-면 안 되다を組み合わせましょう。
動詞/形容詞 + -(으)면 안 되다
가다 + -면 안 되다 = 가면 안 돼요
피우다 + -면 안 되다 = 피우면 안 돼요
마시다 + -면 안 되다 = 마시면 안 돼요
먹다 + -면 안 되다 = 먹으면 안 돼요
늦다 + -면 안 되다 = 늦으면 안 돼요
있다 + -면 안 되다 = 있으면 안 돼요
놀다 + -면 안 되다 = 놀면 안 돼요
듣다 + -면 안 되다 = 들으면 안 돼요
춥다 + -면 안 되다 = 추우면 안 돼요
禁止というだけあって、基本的には動詞と使うことの方が多いでしょう。

室内でたばこを吸ってはいけません
(피우다)

腐ったものを食べたらだめですよ
(먹다)

酔っている人は入浴してはいけません
(목욕하다)
チムジルバンに行くと「酔った人の入浴はお断り」という表示をよく見かけますが、これも禁止ですね。
許可を求める表現もできる「~したらだめ?」
禁止と許可はコインの表と裏のようなものです。
-면 안 되다を疑問文で使えば、やりたいことや要望を伝えることもできます。

私も一緒に行っていいかな?
(가다)

今日は一晩中遊んでもいいかな?
(놀다)

私もこれ買っていいかな?
(사다)
「~したいんだけど、だめですか?」と、承諾を求める表現ですね。
許可を求める文といえば「-아/어도 되다」ですが、-면 안 되다でも同じような文を作ることはできるわけです
口調や状況によってもニュアンスは変わる
望まないことも表現できる
-면 되다は、禁止したいことだけを表すとはかぎりません。

バッグは重いのはだめです

部屋が汚いのはいけません

週末に雨が降ったらだめです
「部屋が汚いのは好ましいことではない」
「雨が降ったらイベントが中止になるかもしれない」
こうなってほしくないといった、望まないことや好ましくないことも表現できます。
理由を追及する文になる「~しちゃいけないの?」
-면 안 되다は言い方によって、だめな理由を問い詰めるような表現になります。

どうしてあの人と会っちゃいけないの?

なぜ妊娠中にお酒を飲んではいけないの?

なぜ休みの日にゆっくり寝ちゃいけないのさ?
왜(なぜ)と一緒にすることで、ニュアンスもわかりやすくなると思います。
ただ言い方によっては、少しキレ気味で話すことになるかもしれません。
丁重に「お願い」もできる
承諾を求める表現というのは、場合によってはお願いをするとも言えます。

もう一度、お考えになってみてはいただけませんか?

ここに車を停めたらだめですか?

サインをしてはいただけませんか?
敬語と一緒に使えば、丁寧な表現に早変わりです。
好きな芸能人からサインをもらえる機会があったら、こういう感じでお願いしてみてもいいかもしれません。
「-면 안되다」にしてみよう
動詞を「-면 안 되다」にしてみましょう。

授業中に話してはいけません
(얘기하다)

約束の時間に遅れたらだめですよ
(늦다)

運転中に居眠りしてはいけません
(졸다)

教科書に落書きしたらだめですよ
(낙서하다)

図書館で騒いではいけません
(떠들다)

芝生に入ってはだめですよ
(들어가다)

お前はここにいたらだめだ
(있다)

悪い人になったらだめだよ
(되다)
※答えはタップして確認できます
欲しい物がある人は、さっそく「-면 안 되다」でおねだりしてみましょう!