「飲食物は持ち込まないでください」
「ここには立ち入らないでください」
命令文の中でも「~するな」という意味で使われるのが、禁止の文法です。
今回は韓国語の禁止の表現を練習しましょう。
禁止の表現「~するな」の使い方
相手に「してほしくないこと」がある時
相手にやってほしくないことを表現するのが、禁止の文法です。
反対の内容を命令する
①창문을 여세요.
(窓を開けてください)
②-지 말다
(~をひかえる)
①+②
↓↓↓
③창문을 열지 마세요.
(窓を開けないでください)
窓を開けることを「控える」ように命令する
命令文に使う「-세요」に、行動をひかえることを意味する「-지 말다」を組み合わせることで、逆の内容を命令することができます。
動詞の語幹に「-지 마세요」をつける
禁止の文は動詞の語幹に、-지 마세요をつけましょう。
動詞 + -지 마세요
가다 + -세요 = 가지 마세요
만나다 + -세요 = 만나지 마세요
공부하다 + -세요 = 공부하지 마세요
읽다 + -세요 = 읽지 마세요
듣다 + -세요 = 듣지 마세요
만들다 + -세요 = 만들지 마세요

一人で行かないでください
(가다)

1時まで遅れないでくださいね
(늦다)

誰にも言わないでください
(말하다)
語幹のパッチムの有無などを気にする必要はないので、文を作りやすいと思います。
尊敬の度合いなどでも変わる禁止の表現
「-ㅂ니다」で話したい時は?
禁止の命令文を「-ㅂ니다」で話したい時は、-지 마십시오を使いましょう。

心配なさらないでください
(걱정하다)

お酒は絶対に飲まないでください
(드시다)
使い方は「-지 마세요」と同じで、組み合わせる言葉の違いだけですね。
目下の人に使うなら?
親しい人や目下の人に対してなら、尊敬語を用いなくても構いません。

教科書に落書きしないで
(낙서하다)

これ以上あの女に会わないで
(만나다)

俺の後ろに立つな
(서다)
-아요/어요やタメ口も、立派な禁止の文になります。
禁止の命令文の語尾一覧
禁止の表現を簡単な表にまとめると、こうなります。
尊敬 | 非尊敬 | ||
---|---|---|---|
-요 | -ㅂ니다 | – | |
-지 마세요 | -지 마십시오 | -지 말아요 -지 마요 -지 마라 |
状況にあわせて、これらを使い分けていきましょう。
禁止の命令文にしてみよう
次の動詞を、禁止の表現にしてみましょう。

電気を消さないでください
(끄다)

ここから入って来ないでください
(들어오다)

男性は乗らないでください
(타다)

気を使わないでください
(쓰다)

あの人の言葉は信じないでください
(믿다)

公園でたばこを吸わないでください
(피우다)

建物の内部を撮影しないでください
(촬영하다)

むやみに触らないでください
(만지다)
※解答はタップしてチェックできます
「~するな」と「~しろ」は、一緒に練習してもいいと思います。