ㅂパッチムの発音と練習のポイントについて話していきます。
鏡がある人は、手元に用意しましょう。
自分の口の動きを鏡で見ながら発音すると、よりわかりやすくなると思います。
ㅂパッチムは唇の動きが大事
子音+母音で調音位置の確認
ㅂは両唇音といい、文字通り「唇」を使って発音します。
早い話、口が開いたり閉じたりしながら発声する音です。
まず調音の感覚を体感するために「ㅂ+母音」で発声を繰り返してみましょう。

唇が閉じては開くという動きを繰り返すはずです。
調音位置の確認はゆっくりがコツ
調音位置を確認するのが目的なので、口を大きく動かし、動きをしっかり確認しながらゆっくり行いましょう。
あまり速く「바바바바바바바바바바」と発音してしまうと、口の動きを意識するのが難しくなります。
スピードはいらないので、丁寧に発音するのがポイントです。
息を吐き出さずに止める
調音時の唇の動きが確認できたら、次は途中で発声を止めてみましょう。
바は口が開いたときに声が出るので、唇が閉じた時点で発音を止めます。

唇が閉じたところで声を止めると、息を吐き出さないまま発音が終わってしまいます。
この「息を吐かずに終わる」のがㅂパッチムです。
①唇が一度閉じる
②閉じた口が開きながら바が発音される
③再び、唇が閉じていきㅂパッチムになる
パッチムの時に口をしっかり閉じれば、ちゃんと発音ができているはずです。
ㅂパッチムの単語で発音
ㅂだけでなく、ㅍやㅃでも練習する
唇の動きとパッチムの関係がわかったら、単語で練習してみましょう。
できるだけ「ㅂ、ㅍ、ㅃ」の発音が多い単語を選びます。
앞
합
김밥
비빔밥
唇の動きをしっかり意識しましょう。
비빔밥は、練習にちょうどいい単語ですね。
ㅍパッチムを「ㅂ」で発音する理由
パッチムは息を吐き出さないまま発声が終わりますが、実はこれが超重要。
ㅍは激音なので息を強く吐き出す音ですが、パッチムだけでは息は出ません。
ㅂとㅍの違いである「息を強く吐くかどうか」は、母音と一緒になって初めてわかります。

これがㅍパッチムを「ㅂ」で発音する理由です。
したがって、同じ理由でㅃパッチムも発音は「ㅂ」になります。
ㅂパッチムのポイント
ㅂパッチムのポイントは2つ。
「唇が閉じたり開いたりする」
「パッチムの時は唇は閉じた状態になる」
鏡で自分の口を見ながら、毎日「비빔밥」と練習してみましょう。
唇の動きがちゃんとできていれば、鼻音化の「ㅁ」もしっかり対応できるようになります。