韓国のタクシーは日本と比べて運賃も安く、便利な交通手段の一つです。

ところが、不当な料金を請求されるのではないかといった不安などから、利用をためらう人も多いのではないかと思います。

運賃が適正かどうかを判断するためには、タクシーの料金システムがどのようになっているかを知っておくことが大切です。

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タクシーの料金体系

基本料金は2kmで3000ウォン

기본요금(基本料金)は地域によって異なります。

地域別基本料金

地域 基本料金
ソウル市 3000ウォン
京畿道 3000ウォン
仁川市 3000ウォン
釜山市 3300ウォン
大邱市 2800ウォン
光州市 2800ウォン

※2017年9月1日基準

とりあえず、基本料金は3000ウォンと考えていいでしょう。

ソウルのタクシー運賃の計算方法

タクシー運賃は「2kmまでを基本料金」とし、そこから走行距離もしくは時間に応じた金額が加算されていきます。

管理人-L

3000ウォン/2kmを過ぎると
a. 100ウォン/142m
b. 100ウォン/35秒

142m走るごとに100ウォンづつ料金が上がっていきますが、車の速度が「時速15km以下」の時は35秒ごとに100ウォンが加算されます。

ちなみに2kmがどのくらいかというと、ソウル駅から明洞駅までを車で移動する程度と考えればいいでしょう。

※ソウル駅~明洞駅=およそ1.85km

模範・大型タクシーの運賃

模範タクシー(모범택시)や大型タクシーは料金体系が異なり、「3kmまで5000ウォン」と基本料金の区間が長くなっています。

なび-R

5000ウォン/3kmを過ぎると
a. 200ウォン/164m
b. 200ウォン/39秒

模範タクシーは減少傾向にあり、90年代後半には4500台以上あったのが、2010年代に入ると半分以下になっています。

運賃が高いということもあり、みんなあまり利用しないのが現状です。

たとえ観光地でも、利用する機会はないかもしれません。

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深夜料金のシステム

 深夜料金で運賃はどのくらい変わる?

深夜料金は할증(割増)と言い、通常の料金に20%が加算されます。

通常料金 深夜料金
3000ウォン 3600ウォン
8000ウォン 9600ウォン
12000ウォン 14400ウォン

昼と夜とでは、料金にこのくらいの差が出るということですね。

ただし、模範タクシーと大型タクシーに深夜料金はありません。

運賃が割増しになる時間帯

深夜料金は、0時~4時の間のみ適用になります。

例えば「11時55分にタクシーに乗車、0時07分に降車」した場合、0時以降の7分間に走行した分が割増し料金として計算されることになります。

あるいは「3時53分にタクシーに乗り、4時10分に降りた」場合、4時までの7分間を深夜料金として扱います。

こうじ-L

승차시간 모두에 할증이 적용되는 것이 아니다.
乗車時間のすべてに深夜料金が適用されるわけではない

すべて「割増し」で計算すると、それだけ運賃が高くなるので、運転手がメーターをちゃんと操作しているかチェックする必要があるということです。

深夜料金に関する表現

할증は「割増」の漢字そのままですが、関連する表現も覚えてしまいましょう。

デブ-R

할증이 풀리고 나서 택시 탔어.
深夜料金の時間が過ぎてからタクシーに乗ったよ

午前4時を過ぎて、割増し料金の適用が解除されることを、할증이 풀리다(割増しが解ける)と言います。

警察-R

4시가 되면 할증을 풀어야 합니다.
4時になったら深夜料金を解かないといけません

タクシードライバーが深夜料金の適用を解除することを、할증을 풀다(割増しを解く)と表現します。

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深夜以外にも運賃が上がる要因はある

 タクシーの営業エリア外まで走ると料金は割増しになる

割増し料金は「夜間だけではない」ということも覚えておきましょう。

タクシーは「営業できる区域」が決まっていて、お客を乗せてエリア外まで走る場合にも運賃に20%の料金が加算されます。

例えばソウル(を営業エリアとする)から仁川までタクシーを利用した場合、ソウル市を出てから目的地に到着するまでの間は「+20%の料金」となります。

逆に仁川で営業するタクシーが、ソウルまでお客を乗せた場合も、ソウル市内を走行する間は2割増しの運賃になります。

夜間のエリア外までの利用はさらに注意

仮に午前1時ごろ(0時~4時の間)、営業エリア外までタクシーを利用すると「夜間料金の20%」も加わります。

営業区間外20%+夜間料金20%=40%

つまり、料金が「4割増し」になってしまいます。

通常料金 4割増し
8000ウォン 11200ウォン
12000ウォン 16800ウォン
17000ウォン 23800ウォン

営業区域の内と外では運賃の計算が変わるので、実際には4割とまではいかなくても、かなり高くなるのがわかります。

有料道路を利用するとその分も取られる

高速道路などの「有料道路」を通った場合、その分の料金も運賃に加算されます。

ただし、有料道路の通行は「乗客の了承を取るのが原則」なので、勝手に高速道路に入っていくことはありません。

もし、深夜に高速道路を使って営業エリア外まで走ったとなれば、タクシー代がそれなりの額になるのは想像がつくかと思います。 

さいごに

タクシー業界では、運転手の待遇改善案の一つとして「基本料金の値上げ」も検討されています。

「3500ウォンくらいが妥当だ」という意見もあれば、「8000ウォンくらいまで行き上げるべきだ」という声も上がっています。

今後は料金がどんどん高くなっていく可能性があるかもしれません。