韓国人っぽい

話し方が「韓国人っぽい文法」と題して、-아/어 가지고についてです。

使い方はやニュアンス、注意点などを解説していきます。

この文法は、外国人はあまり使わないような印象(個人的にそう思う)なので、使いこなせればネイティブに一歩近づけるようになるかもしれません。

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-아/어 가지고のニュアンス

状況や動作が次の行動に持ち越される

ある動作や状態が完了したところから、次の行動が始まっていく時に用います。

「それまでの状況が、次の行動にそのまま持ちこまれる」というイメージです。

女子1-R

친구랑 같이 가 가지고 영화를 보고 식사도 했어요.
友達と一緒に行って、映画を見て食事もしたよ

友達と出かけて、そこから「映画鑑賞や食事」という行動が始まります。

ビッグボス-R

그 때는 내가 좀 일이 있어 가지고 못 갔었었요.
あの時はちょっと用事あって、行けなかったんだ

用事のある状態が、「行けない」という行動につながっていきました。

前の状況が次の状況につながっていくのが、-아/어 가지고の意味合いです。

-아/어 가지고のパターン

ある状態や状況が、行動や結果の「理由」になる

-아/어 가지고の使い方のパターンには大きく二つあり、一つは「ある状態」が後に続く内容の原因や理由を表します。

男子2-L

이사하느라 너무 바빠 가지고 정신이 없었어요.
引っ越しですごい忙しくて、余裕がなかったよ

「引っ越しのためずっと忙く、そのせいで余裕が全くなかった」というニュアンスですね。

医者-R

주말이 되면 영화를 많이 보나 봐요.
週末になると映画をよく見るんですね

リーL

제가 액션 영화를 좋아해 가지고 그래요.
アクション映画が好きなので、よく見ますね

こちらも「平素からアクション映画が好き → アクション映画をよく見る」というニュアンスです。

このパターンでは、動詞と形容詞どちらも使われます。

ある行動が次の状況につながっていく

「ある行動」がきっかけで次の状況が発生していきます。

デブ-R

어제는 친구가 집에 와 가지고 같이 술을 먹었어요.
昨日は友達が家に来て、一緒に飲んでいたよ

友達が家に来たことが、「一緒に飲む」という状況に続いていきます。

このパターンの場合、形容詞は使われません。

女子4-R

그 사거리를 자나가지고 조금만 더 가면 왼 쪽에 은행이 보일 거예요.
その交差点を過ぎて、もう少し行くと左手に銀行が見えるはずです

こちらも「交差点を過ぎること」によって、銀行が見えるという状況に至ります。

ちなみに、道案内には-아/어 가지고を使う人は割りと多い気がします。

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-아/어 가지고と-아/어서の違い

原因や理由を表す文

原因や理由を表す文法には「-아서/어서」もありますが、これとはどう違うのでしょうか?

女子3-L

TV가 고장 나서 못 봤어요.
テレビが壊れて見れなかったよ

-아/어서の文では「テレビが壊れたので見れない」という事実を説明するだけになります。

女子3-R

TV가 고장 나 가지고 못 봤어요.
テレビが壊れてて見れなかったよ

-아/어 가지고は、テレビが壊れた状況が続いてるので「見れない」というニュアンスです。

そのため、-아/어 가지고には「テレビが壊れてから時間が経っている」という意味も含まれます。

壊れたテレビ

「テレビが見れない」という結果は同じでも、「壊れたから見れない」と「壊れてて見れない」では違うことがわかります。

ただ、このような違いはあっても、テレビが見れないという事実は変わらないので、どちらも同じように通じます。

状況を説明する文は同じ

-아/어서には「時系列に沿って話をする」という意味もありますが、-아/어 가지고も同じ使い方ができます。

女子1-L

학교에 가서 친구를 만났어요.
学校に行って友達と会ったよ

女子1-R

학교에 가 가지고 친구를 만났어요.
学校に行って、でもって友達と会ったよ

この場合、-아/어서と-아/어 가지고に意味としての違いはありません。

学校に行く

「学校に行って~したよ」
「学校に行って、でもって~したよ」

あえて言えば、このように余計な言葉が増えた(言い方が違う)くらいです。

したがって、どちらの文法を使っても結果的に同じニュアンスになります。

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-아/어 가지고を使う時に注意すべきこと

試験や面接、文語には使わない

-아/어 가지고は話言葉なので、文語には使わないという点も覚えておきましょう。

友達との普段の会話やメールのやり取りに使う分には全く問題はありません。

試験と文語

しかし、大学のレポートやビジネス文書、試験の作文問題などに使うべきではありません。

兵士-R

대학교에서는 철학을 전공했고요 그래 가지고
大学では哲学を専攻して、それから…

日本語でも、面接でこういう話し方をすれば、落ちるかもしれません。

試験の作文問題で「理由」を表す文章を書く際には、-아/어 가지고は使わず、-아/어서-기 때문에を使いましょう。

状況に合った話し方とスタイルを意識しよう

話し方

電話やメール、普段の会話等、なんにでも-아/어 가지고をつけて話す人がいます。

確かに、うまく使えば「会話のリズム」と流れがよくなります。

しかし連発しすぎると、「〇〇で~、それで~、だから~」と、くどくなるので使いすぎいは気を付けましょう。

まとめ

1.状況や動作がそのまま次に持ちこまれるのが基本

2.-아/어 가지고のパターン
ある状況、状態が後に影響する
ある行動が次の状況につながる

3.場面に合わせて使おう

話し方は本人の癖もありますが、なんでもほどほどに使うのが良さそうです。