間違いやミスにより、望んでいた結果が得られなかった時やよくないことが起こった時、よく「失敗した」と言います。

ところが「失敗する」を韓国語で表現しようとすると、실수(失手)と실패(失敗)の2つが出てきます。

실수と실패は「ミスの度合い」によって区別すると考えている人は多いとか思います。

「失敗」のほとんどは실수하다

실수(失手)ってどういう意味?

실수は「間違いやミス」を意味し、問題につながる行動あるいは問題そのものを指します。

사소한 실수도 용납하지 않는다.
ささいな失敗も許さないぞ
필요한 데이터를 삭제하는 실수를 범했어요.
必要なデータを消してしまうミスをやらかしました

トラブルの原因となる「直接的な行動」を指し、「仕事でヘマをした、ミスを犯した」といった場合によく使います。

그거는 그냥 실수야, 별거 아냐.
それはちょっとした間違いで、大したことじゃないよ

間違いとは言っても「軽いミス」のようなイメージです。

軽率な行動や不注意が問題になった時に、실수を使うと考えてもいいでしょう。

重大なミスや大きな間違いを犯した時は

問題が大きかった時や、重大なミスをした場合はどうでしょう。

이현빈-L

내 인생 가장 큰 실수였습니다.
人生で一番の失敗でした

최지현-L

엄청 큰 실수를 해버렸어요.
とんでもないミスをしてしまったよ

度合いに関係なく、ミスは실수です。

작은 실수:小さなミス
큰 실수
:大きなミス
엄청 큰 실수:とてつもないミス
大きなミスをしでかした時は큰 실수のように、言葉を付け足せばOKです。

やらかした時の話や失敗談

日本語では「失敗」と呼べるようなものでも、韓国語では「失敗」と言わないこともあります。

김대호-R

어제 회식 때 나 실수를 안 했어?
昨日の飲み会で、俺変なことしなかった?

박기영-R

술을 먹고 실수한 이야기가 많습니다.
酒を飲んで失敗した話がたくさんあります

酔っぱらって醜態をさらしたなど「変なことをしでかした」という意味にも、실수を使います。

ここが日本語と大きく違う部分ですね。

失敗談などの「失敗」もそうですが、何かやらかしたら「실수」と覚えておきましょう。

思い通りにならなかった時は실패하다

韓国語の실패(失敗)のニュアンス

실패(失敗)は、物事をやり損ね、満足する結果が得られないことをいいます。

間違いやミスを指すわけではありません。

박석중-L

경제정책이 실패로 끝났습니다.
経済政策は失敗に終わりました

김영주-L

결혼에 실패했어요.
結婚に失敗しました

정현주-L

신약개발에 실패한 것 같습니다.
新薬の開発に失敗したようです

予定していた計画や思い描いていた姿に対して、その通りにならなかった時に、실패と表現します。

したがって料理に失敗した時も「실패」です。

結婚に失敗したと言えば、「思っていたものと違う、こんなはずじゃなかったのに」と結婚したことを後悔したり、離婚してしまった時に使うことになります。

「失敗」の感覚は日本語と同じ

こうあるべきという理想から外れた時に「失敗」と表現するのは日本語と同じです。

한상우-R

작전이 실패했습니다.
作戦が失敗しました

김선아-R

사람은 실패에서 배워야지.
人間、失敗から学ばないとね

이소룡-R

실패를 두려워하지 마라.
失敗を恐れるな

실패는 성공의 어머니(失敗は成功のもと)とはよく言いますが、語学も失敗を恐れずに、どんどんチャレンジした者の勝ちです。

실패と似た意味の망했다

「大失敗」を意味する表現

失敗を意味する表現で、실패の他によく使われる言葉が「망했다」です。

망하다(滅びる、つぶれる)を過去形にして使い、「終わった…」のような表現になります。

강소영-L

그 빵집은 6개월만에 망했대.
あのパン屋、6か月でつぶれたって

양승희-L

치즈케이크를 만들다 망했어요.
チーズケーキ作って失敗したよ

「事業に失敗にしてしまった」
「ぐちゃぐちゃの『まずそうな料理』が出来上がった」

こんな時には망했다です。

「もうだめだ、終わった」は망했다

基本的には실패と同じようなニュアンスなので、試験や面接、告白など、本人にとって大事なことが失敗に終わった時にも、망했다を使うことができます。

이현빈-R

면접은 잘 봤어?
面接はどうだった?

김대호-L

아니, 망했어.
いや、終わったよ

もうだめだ、終わった、ちーん…。

こんな時も「망했어」です。

まとめ

실수は行動をともなうので「ミスや間違い」を意味し、それが실패へとつながっていきます。

なび-L

실수실패의 원인이 된다.
ミスが失敗のもとになる

실수と실패の区別で迷ったらは、原因と結果のように考えてみましょう。